FUKUSHIMA2
おはようございます!SORAです!みなさんPokemon goやってますかー!?
既に社会現象になりつつあると思います...楽しくゲームも大事ですがルールとマナーを
しっかり守って安全にね!新手のPokemon goナンパなんてのもあります!
さて、今日は前回に引き続き僕が福島に行ってきたときのお話。
ぜひ読んでください^^
(ほぼ)初めての農業体験
まず福島に行ってしたことはというと、食べる!飲む!食べる喋る!でした...
とても楽しいひとときだったんですが、余りにも楽しい時間ばかりが過ぎると
人間堕落していってしまうので次の日の朝には労働力となって頑張りました。
初めてのカブ取り。
少し見えてる頭の大きさからカブの全体の大きさを予想し、ある程度大きいのだけ収穫していきます。カブって、意外にも全く力をいれずにするっと引っこ抜けてしまうのです。
この、カブを抜く瞬間の楽しいことといったら、、、
「命を頂くって、こういうことなんだなぁ。」なんてつぶやきながら
取ったその野菜を、泥がついたまま生かじりしました。
「甘ーーーーーーーい!!!」
いつしか耳にしたことのある声が聞こえました。
テレビでタレントとかが農家さんのところにお邪魔して、採れたての野菜を
かじって同じ事を言ってたの見て信じられなかったけど、思わず僕も叫んでしまいました。
朝の一仕事を終えた後は”農家さんのおやつ”こと、チマキを食べました。
チマキといっても、皆さんが想像するであろうのは恐らく五目おこわみたいのが
茶色の葉っぱでつつまれたやつ。。。しかしそれは”中華”ちまきで
農家さんが古く食べていたのは餅米を笹の葉で包んで茹でるだけ、というとても
シンプルなもの。これをきなこにつけて食べるのですが、また絶品で、、、
しかしこの”農家さんのおやつ”も、今では食べる人はおろか知っている人も
少なくなってきているそうです。僕としては、こういった食べ物をもっとみんなに改めて知ってもらう事でその土地の習慣や歴史を学べる機会が作れたらなと思います。
カブの根をを少しきって水で泥を洗い流して、の単純作業を繰りかえした後は
昼ご飯です。また!?また食べるの!!?と思った方も多いはず。
そうなのです。今回の福島滞在、結果として「食べる」がメインイベントに
なっていました。(笑)
毎回の食事で出てくる料理のほとんどは、自家製の野菜だったりお米だったりして
その味がまた美味で、、、涙が出そうになります。
また、後日には初めての田んぼ作業をしました。
素足で入って、雑草をただひたすらに取っていました。
朝の作業と、午前中の作業でも時間は足りず終わりきる事が出来ませんでした。
この田んぼでは、減農薬でお米を今年から作り始めたそうで、
そのため生えてくる雑草を取る作業にまだまだ奮闘中だそうで、
今回僕がお世話になった農家さんがこう言っていました。
「有機無農薬野菜バンザイ、オーガニック最高って言ってる間は
まだまだそれを”ファッション”とでしか言ってないよね。
無農薬で野菜を育てるってことがどんなに大変かみんな知らないで
言ってるだけだからね。」
確かに、農業をやっていくなかでやっぱり完全なる”無農薬”ってのは
難しくて、それに”無農薬”だからと言って必ずしもその野菜が栄養素が
高かったり美味しかったりするわけではなくて。
僕は今回農業のほんの一瞬を見ただけなのでどっちとも言えませんが
農薬を使う事自体が完全に悪でもなければ、無農薬が正義でもないと思います。
無論、無農薬有機栽培で野菜が作れて、かつそれが美味しければ言う事はないのですが
そこまでして作られた野菜には、どれほどの年月と苦労がかけられているのかを
想像してそれ相応の対価を払うべきだとも思います。それはお金だけではなく、敬意と感謝でもあると思います。
セクシーショット
満足げな二人
農業をやると
農業をやると、朝起きるのが早くなります。
朝の一仕事を終えて朝ご飯。午前中の作業が終わったら昼ご飯。
そしてまた午後にはおやつをはさみつつ、夕ご飯。
朝起きるのが早いので自然と寝るのも早くなります。
こうして日々の生活リズムが自然と良くなるし、
雨が降ったら農作業が出来ないことや
災害に遭うと丹誠込めて育てた野菜たちなどが一夜にして食べられなくなってしまったり
その年の気温や気候によっても上手く育たない事があります。
けれど”命を育てる”、そして”命を頂く。”この二つがいっぺんに出来ることや
自然に逆らうのではなく、自然と上手く付き合っていく術を学ぶ姿は
今の日本に失われつつある”大切な何か”だと思います。
僕はこの3泊4日の福島での滞在の間、ずっと熊本の山奥の紅茶畑でお手伝いをさせてもらってたときのことを思い出していました。
朝起きて、外に出ると聞こえるのは風の音と虫や鳥の鳴き声だけで。
自然に触れ合いながら仕事をして、美味しい空気と水とご飯がそこにはあって。
この大量消費社会の中で生き疲れてしまう人が多いなかで
”農業”ってのは”命”という目に見えないものをを大切にすることと、
そこの土地(自然)と地域(のつながり)を肌で感じていくことが可能になる
手段のひとつなのではないかと思います。
農業なんてダサい!大変だしお金ないし!
なんて風に思っている人がまだまだ多く感じますが
もっと農業の素晴らしさや面白さに気づいていける人が増えたらなと思います。
FUKUSHIMA
題名をローマ字で書いた性もない理由は、昨年僕が海外にいた時に
外国人の友達から驚かされた事がきっかけ。
Tell me some words that you know about Japan!(あなたが知ってる日本語のコトバを何か教えて!)と聞くと、みんなまず間違いなくSushi!(寿司!)とか
Hiroshima!(ヒロシマ!)と言ってくるのですが、それと同じくらい
FUKUSHIMA!(福島!)と言ってきたのです。
僕にはこの出来事が衝撃的でした。
外国の人でもみんな知っているくらい、世界中で大きなニュースだったのです。
ドイツに住んでいた日本人の友達から聞いて知ったのですが
5年前、福島で原発事故が起きた時、日本では何かと規制がかかってテレビで流される事はあまり無かったのですが。海外では普通に、原発事故の爆発のシーンが流されていたそうです。今でこそYoutubeで見られますが、実際に映像で爆発のシーンを見ると
あの事故の恐ろしさがますます伝わってきます。
こんな事故があったのに原発を再稼働だとか、原子力を輸出だとか
今の日本の阿部政権は狂ってる!そう仰る方がたくさんいるのにも
うなずいてしまいます。怒りというより、不思議でしょうがないのと、情けなくて悲しくもあります。
福島には、美味しいお米も野菜も果物もあります。温泉だって海だってあります。
それが、5年前の原発事故をきっかけに崩れていきました。
”福島”と産地に書かれた作物は普通の値段じゃ買ってもらえなくなり、
土地から人が離れていきました。観光客が多かったわけではないですが
もともと農業をやる人が多かった福島にとって、作物が買ってもらえなくなることと
人が減って農業をやる人がいなくなっていくことは大打撃でした。
そんな福島に行って僕が今回感じたのは、農業の素晴らしさや
豊富な福島の食材、土地。そして福島のひとたちの政治や経済、未来への意識の高さでした。困難なことを多く抱えているからこそ、その困難に立ち向かって生きている人達は熱く真剣で、そして新たな輝きも放っているのだと思います。
もう、頑張ろう東北!は言わなくていいんじゃないかと思います。
これからは、外にいる僕らがもっと東北の良さを知って広めていく番だと思います。
右に見える黄色い天ぷらわかりますか?
ズッキーニとかぼちゃの花の天ぷらです。中がとろぉっ。としてて絶句してしまうほどの美味しさです。新鮮な花がと採れてこその楽しみ。
ある日のお昼ご飯。塩むすびと卵焼きと、きゅうりとかぶの塩もみ。こんなシンプルな食事もとても美味しいのであります。
さて!今日の記事はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございました😉
ちなみに、なぜ冒頭の文章で「(ほぼ)」初めての農業体験と書いていたかと言うと、
さかのぼる事小学校の頃の学校での農業体験。確かみんなで長野とかに行きました。
農家さんのところで農業体験をして、色々なお話を聞きながらみんなで美味しく楽しくやりましょう!って会なのですが、僕が当時お世話になった農家さんが猫を17匹買っていて、まだその頃自分が猫アレルギーだと知らなかった僕は当然アレルギー反応を起こして倒れてしまい病院に運ばれたのです。(笑)
幸い、大事には至らなかったのですが当然ろくに作業も出来ずみんなとわいわい楽しむ事も出来ずに終わった苦い経験があったからなのです。(笑)
だから、今回の福島での体験は、ほぼほぼ「”初”」と言っていいのかな、とw
今回僕が一泊だけお世話になった民宿。とても素敵な農業体験と、美味しい食事がこれでもかこれでもかってくらいたくさん食べられます。
それでは、みなさん良い週末を〜